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登録日:2016/04/28 (木) 22 40 00 更新日:2022/09/24 Sat 19 11 42NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 エースコンバット エースコンバットインフィニティ 蝶使い ≪ネクストチャレンジャーは誰?≫ 蝶使いとは、エースコンバットインフィニティに登場するキャラクター。軽快な口調が印象的な明朗快活な女性で、彼女の仲間からはゲイマーと呼ばれている。 自身用にカスタマイズされた機体QFA-44 カーミラを駆り、懐かしのゲームマッピーのテーマやスカイキッドのテーマを軽快に口ずさみながら、キャンペーンや協同戦役の一部のステージでの緊急ミッションに突然介入してくる。協同戦役での出現率は低く、尚且つ出現するミッションも限られる一種のレアボス扱いであり、見事撃墜して緊急ミッションを成功させれば専用の行動評価も得られる。 戦闘をゲーム感覚で捉えている節があり(ゲイマーと呼ばれているのもそこから来ている)、プレイヤー側の機体が撃墜された際には「コンボ決まった〜♪」等といった台詞を発する事も。一方で自身が撃墜された際には「あ〜あ…」と、撃墜される事への恐怖感が無いばかりか、まるでSTGゲームに於ける残機が一機減ったかの様に軽く済ませている。 QFA-44 カーミラ 上記の通り、蝶使いが使用する特別な機体であり、6に登場したCFA-44のカスタム機。原型機と同様に多数のUAV(無人機)、MQ-90Lを操り、UAVから発射されるレーザーで攻撃してくる他、レーザーでこちらが撃ったミサイルを迎撃するといった人間離れした技能を見せる。また、UAVにはある胸糞な機能も存在する(後述)。 キャンペーン中で操るUAVは6〜8機程度であるが、協同戦役時に乱入した際には18機もの多くのUAVを率いて登場する。いずれもUAVは超機動で駆け回ってはミサイルを回避し、無数のレーザーでこちらを容赦無く攻撃してくる。その上レーザーの威力はかなり高く、あっという間に撃墜される事すらある。ただし、至近距離で発射されたミサイルや機銃での攻撃は迎撃されない他、協同戦役時にはUAVの機動が鈍る瞬間がある為、撃墜出来るチャンスを見逃さなければUAVの無力化は難しくはない。またUAV自体のスコアも比較的高く、スコアを重視するなら積極的にUAVを叩いていきたい。 ただし、カーミラ本体には原型機同様にADMMも搭載されており、12発もの鬼追尾のミサイルがこちらに襲いかかってくる。 非常召集に於いても最難関である各種黒バージョンにて途中から乱入し、その上一度撃墜しても終盤にコンティニューして復活。UAVを全て落とさなければSランクは取れず、特に蝶使いに加えてギュゲス、コットスも増援に加わるストーンヘンジ戦では、ただでさえ元から敵の数が多く時間がかかりやすい為にSランククリアを目指す上での天敵となる。 ちなみに機体のペットネームであるカーミラは女の吸血鬼を意味し、原型機であるCFA-44のペットネームであるノスフェラト(吸血鬼)と由来を同じくする。なお、型番は上記の通りQFA-44とされているが、ゲーム中ではCFA-44と表示される。 キャンペーンでの戦闘記録 ≪以下キャンペーンでのネタバレ注意≫ ゲイマー機 カーミラの発艦を確認 カウントダウン開始 残り300秒 キャンペーン時ではミッション#1で彼女の鼻歌が聴けるが姿は見せず、ミッション#5”極東戦線 Far Eastern Front”にて本格的に登場となる。東京を占拠した武装勢力をボーンアロー隊のチームメイトと、ライバルであるリッジバックスらと共に掃討していたリーパー(プレイヤー)の前に、突如アイガイオン級重巡航管制機からUAVを率いて乱入。オメガ曰くSFアニメのバリアーと揶揄される、ミサイルをUAVのレーザーでやすやすと迎撃する能力で他者を寄せ付けず、リーパーやリッジバックスらを苦戦させる。しかしそれでも引き下がらず、一機ずつ着々とUAVを撃墜していくリーパー達。そして、その最中でリッジバックスのリーダーであるスラッシュは突然の強敵の登場に加え、それまで蔑視していたリーパー達空賊の戦い振りを見て熱いモノを焚き付けられ、リーパーと蝶使い撃墜を賭けた勝負を行う。 スラッシュ≪この感覚 久し振りだな≫ スラッシュ≪おい空賊のルーキー……リーパーだったか≫ スラッシュ≪あの「蝶使い」を落とした方が勝ちでいいな≫ スラッシュ≪この間の借りを返す≫ 途中二機のUAV増援を挟みながら、互いの意地をかけて必死に蝶使いを追い込むリーパーとスラッシュ。しかし、踏み込み過ぎたスラッシュ機のASF-Xの主翼が蝶使いの攻撃によって被弾、ベイルアウトを余儀無くされる。 エッジ≪ベイルアウトを≫ スラッシュ≪そうだな 面白くなってきたとこなのに≫ スラッシュ≪エッジ あとは任せたぞ 全員を連れて帰ってくれ≫ エッジ≪了解です 早くベイルアウトを≫ スラッシュ≪リーパー またな スラッシュ ベイルアウトする≫ エッジに促され、リーパーとの再戦を心待ちにしながら、ベイルアウトするスラッシュ。しかし……。 オメガ≪……見ちまった≫ オメガ≪スラッシュが…空中で……≫ オメガ≪……奴らベイルアウトした人間まで殺すのかよっ!≫ ベイルアウトしたスラッシュが、蝶使いの攻撃…正確にはそのUAVによって、空中で殺害された。蝶使いのUAVにはパイロットのヘルメットを識別して狙撃する画像認識機能を有しており、接近したモノを無差別に攻撃するという代物であった。ちなみに現実世界に於いても、ジュネーブ条約にてベイルアウトした人間を殺害する事は例外を除いて禁止されている。 突然の凶行にオメガは狼狽し、スラッシュを慕っていたエッジは我を忘れて蝶使いを猛追する。しかし、ヴァイパーの説得によりエッジは正気に戻り、ボーンアロー隊を援護、彼女等の助力もあり、リーパーは遂に蝶使いを撃墜した。 ≪あっ≫ 恰ももがれる翼の断末魔が聴こえるかの如く、バラバラに墜落していくカーミラ。ベイルアウトは確認されず、人間離れした能力を見せた蝶使いの最期は呆気ないものであった。 ちなみに超機動を誇るカーミラであるが、一定の時間が過ぎれば急激に機動力が低下する。ミサイルの残弾が少なかったり、カーミラに手こずるのであればその時を待つのも手。 これで完全に撃墜した…と、思われていたが………。 次、次〜♪ ミッション#7”円卓の鳥 Area B7R”の終盤にて再度襲来。#5にて完全に撃墜したと思っていたボーンアロー隊、リッジバックス改め、再編成されたアローブレイズ隊の面々を驚愕させた。再び蝶使いと合間見えるリーパー達。接戦の末にこれを撃破するが、現状最後のキャンペーンミッションである#8でのデブリーフィングに於いて、モスクワにて出現したとの情報が確認されている。 何度撃墜しても復活し、戦況を混乱させる蝶使い。その正体は、B7Rでの激戦の後に、捕虜であるテログループの一員から明かされる。 そもそも蝶使いが操るカーミラはこちらも無人機であり、蝶使いであるゲイマーは衛星軌道上にある人工衛星からカーミラとUAVを遠隔操作していた。何度撃墜しても何度も現れたのはその為である。#8クリア後のムービーでは”パピヨンプロジェクト”と呼ばれる謎のプロジェクトにも加担しており、ゲイマーはその中心人物とも見られている。また、その際にはゲイマー本人の姿も明らかになり、コフィンシステムを想起させる描写も見られる。 人工衛星の一区画を自身の特等席と語り、青々とした地球を眼下にする蝶使い。混沌の様相を呈する永久の解放作戦(OEL)の最中に、彼女は再び蝶達と共に舞い降りる。 ゲーム相手である、リボン付きの死神に会う為に。 追記修正は、もっと歴史のお勉強をしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1人だけ3仕様(神経接続にコフィンシステム、あげくに遠隔操作による「機体は消耗品」状態)で戦ってるんだからズルってレベルじゃない -- 名無しさん (2016-04-30 13 42 33) 自分はコンティニューできるのに、敵にコンティニュー(ベイルアウト)を許さないのはなぜだろうな?「本気で来い」ってことか?強敵を潰しいったらゲイム的にはむしろお楽しみが減りそうでもったいないことだが。 -- 名無しさん (2016-04-30 20 59 00) AIと思われる蝶使いの相棒?の名はクヴァシル -- 名無しさん (2016-10-30 01 25 34) 最後はナイトレーベン持ち出してきてハックで廃人かとか考えられてたりしたら良かった -- 名無しさん (2022-09-24 19 11 42) 名前 コメント
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コールサインとは? オンラインにおける識別名。隊、デスマッチでは個人で設定ができる 取得に関しては要検証 コールサイン名 Alpha(アルファ):初期 称号取得系 Mobius(メビウス):ヒーロー1回取得 Gryphus(グリフィス):ヒーロー5回取得 Scarface(スカーフェイス):エースパイロット1回取得 Galm(ガルム):エースパイロット5回取得 Falco(ファルコ):エースストライカー1回取得 Wardog(ウォードッグ):エースストライカー5回取得 Aquila:サバイバー1回取得 Strigon:サバイバー5回取得 ???:全ての称号を1回取得 条件クリア系 Garuda(ガルーダ):キャンペーンを難易度問わずクリア ???:難易度エースで全フリーミッションをSランククリア Racer(レーサー):DFMサポートを50回 Assault(アサルト):DFMサポートを100回 Gator:ASMサポートを50回 ???:ASMサポートを100回 ???:全てのコールサインを取得(DLC含まず) 撃墜系 Wildcat(ワイルドキャット):敵プレイヤーを50機撃墜 Couger(クーガー):敵プレイヤーを100機撃墜 Sweeper(スイーパー):オンライン対戦でヘリで50機撃墜 Ghost(ゴースト):オンライン対戦でヘリで100機撃墜 勝敗系 Dragon(ドラゴン):首都防衛で10回勝利 Burner(バーナー):首都防衛で20回勝利 Stingray:ドミネーションで10回勝利 ???:ドミネーションで20回勝利 Phoenix(フェニックス):デスマッチで1位取得 ポイント系 Viking(バイキング):2万ポイント取得 Mohawk(モホーク):10万ポイント取得 Renegade(レネゲード):30万ポイント取得 Titan(タイタン):60万ポイント取得 Antares(アンタレス):100万ポイント取得 比較的楽な取得方法 ポイント以外はフレンド1~3人を誘ってプライベート設定でプレイ。 順番にやれば3時間程度で埋まる模様。 ポイント系はとにかく稼がないといけないので他の条件にもなっているco-opM推奨。 対戦が5~10分で勝利すれば1500に対して15~20分程度で3000~5000貰える。(ランク次第) また、Sランク取得を目指せばco-opMごとにスキルもアンロックされるので一石二鳥。 途中で休憩挟めば細かいスキルから購入で追加スキルアンロックも狙えます。 首都攻防戦でHQを1人で陥落させれば10000pts取れる。ワシントンD.C.のAチームがオススメです。 ASMと減速をうまく利用してGPBをHQに叩き込めば3~5分で勝てます。 部隊名の由来 Mobius PS2用ソフト エースコンバット4より。 シリーズでは最強の腕を持つらしい主人公の部隊名。 使用機体はF22 RaptorのColor4 Gryphus PSP用ソフト エースコンバットXより。 友好関係を保っていると思われていたレサス民主共和国から突然の侵略をうけ、 滅亡寸前に追い込まれたオーレリア連邦共和国は、残された数少ない戦力で最後の抵抗を試みる。 そんなオーレリア空軍のエリート部隊がGryphis隊である。しかし、開戦直後に空中要塞グレイプニルの奇襲により 隊のほとんどが壊滅した。唯一の生き残りである主人公Gryphis1は南十字星の異名を持ち、 敵味方両軍の畏怖の対象になった。 使用機体はF22 Raptor Scarface PS用ソフト エースコンバット2の主人公。 統合軍統括エリアコードNA-P2700においてクーデター発生。 これに対し、統合軍本部は傭兵部隊スカーフェイスの出撃を決定した… (wikipediaより) 使用機体はSu-37 Galm PS2用ソフト エースコンバットZeroより。 ネットではかなり人気な部隊。ベルカ戦争の英雄。 両者ともベルカの傭兵で、古くからの激戦地”B7R”通称「円卓」で猛威を奮ったことから、 円卓の鬼神として恐れられた。 Galm1が主人公のサイファーで、Galm2はその相棒のピクシー 使用機体はF15Cで、今作ではColor4でサイファーカラーが、Color5でピクシーカラーが再現されている。 Falco iPod Touch用アプリ エースコンバットXiより。 主人公の所属するオーレリア空軍の技術評価試験飛行部隊の名前。 エンブレムはXのGryphus隊と同じ南十字星をハヤブサが抱えているデザイン。 Wardog PS2用ソフト エースコンバット5より。 ベルカ戦争の15年後の世界。ベルカ戦争終結後、戦時中の緊張状態を緩和するべく平和サミットなどを共催し、 友好状態を保ってきたオーシア連邦とユークトバニア連邦共和国であったが、 それを突如ユークトバニア連邦共和国が放棄。オーシア領土への進行を始める。 そんな中、ユークトバニアから最も近い位置にあるサンド島の駐留部隊”Wardog"に侵攻部隊迎撃のスクランブルがかかる… この部隊はその後の英雄的な戦績から、敵味方両軍から童話の登場人物に例え”ラーズクリーズの悪魔”と呼ばれるようになった。 なお、今作では主人公の登場機体であるF-14DSuper Tomcatでオンラインで一定以上のポイントを得ると、 ラーズクリーズカラーが手に入れられる。 Aquila PS2用ソフト エースコンバット4より。 主人公のライバル機体で、奇跡的な生還率を誇った 通称”黄色中隊” このページへのコメント プレイした事のないもののコールサインに関してはググって調べてます。よろしければ編集ください。 -- (チキン軍曹) 2011-11-01 21 09 27 申し訳ないが編集の仕方わからない...でも歴代ならあとはシュトリゴン、ガルーダ、アンタレス、アクイラ(イエロー)も歴代 -- (名無しさん) 2011-11-01 21 27 34 了解しました。 時間はかかるでしょうがチマチマ作っていきます。 -- (チキン軍曹) 2011-11-01 21 43 33 比較的楽な取得方法に書いてある方法って、いわゆる「談合」の事なんじゃ・・・?だとしたら推奨するのはいかがなものかと -- (名無しさん) 2011-11-09 10 55 59 フェニックスはともかくアンタレスがないぞ -- (おかき) 2011-11-15 21 54 45 アンタレスとかなついなw 何度あの大砲にたたき落とされたことか -- (EE) 2011-11-18 01 04 22 ↑3プライベートマッチなんだしいいんじゃない? -- (チキン軍曹) 2011-11-21 20 04 17 じょいあさも書けー -- (7歳空兵) 2011-11-28 17 37 55 よう相棒、まだ生きてるか? -- (pixy) 2011-12-18 19 00 24 GALMはウスティオの傭兵ですよ ベルカじゃないです -- (名無しさん) 2012-03-08 20 30 10 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ACE COMBAT 3 electrosphere 【えーすこんばっとすりー えれくとろすふぃあ】 ジャンル ドラマチックフライトシューティング 対応機種 プレイステーション メディア CD-ROM 2枚 発売・開発元 ナムコ 発売日 1999年5月27日 定価 6,800円(税別) 廉価版 PlayStation the Best 2000年12月7日/2,800円 判定 良作 エースコンバットシリーズ UGSFシリーズ ストーリー 概要 賛否両論点 アニメ的演出と世界観 恋愛フライトシューティング? オチ 評価点 難点 総評 余談 ストーリー 2040年という近未来。終わることなく繰り返される多国籍企業の抗争とM Aは、ついに「ゼネラルリソース」という一つの怪物企業を生みだすに至った。国民国家はゼネラルの広大な経済規模の前に、次第にその機能を喪失していき、やがて経済規範やそれを取り締まる警察・軍組織までもをゼネラルが代行する悪循環ができ上がる。かつて「USEA(ユージア,United States of Euro-Asia)」と呼ばれた1大陸内の連邦国家は、今では単なる地域区分としてその名を残すのみでしかない。 ゼネラルはその膨張の中で、次世代のインターネットともいえる電脳空間「エレクトロスフィア」を開発する。旧世紀とは比べ物にならない量の情報が飛び交う世界を支え、コントロールすべく生み出されたスフィアは間もなくして、もう一つの現実として人々の間に浸透していった。ますます狭くなった世界、その頂点にゼネラルが立ち、世紀末からの変革はそれで一段落するかのように思われた。 だが、巨大すぎるが故の保守的・硬直的なゼネラルの体質に反発した一部の技術者が、大挙してゼネラルを退社する事件が発生する。当時小さなネットワーク企業に過ぎなかった「ニューコム」はそうした技術者たちを率先して受け入れ、ゼネラルが生み出したはずのスフィアを舞台として急成長を遂げる。今ではゼネラルに次ぐ世界第2位の地位につき、宇宙・電子・分子工学などの先進分野ではゼネラルを凌駕するまでの力を手にしたニューコムは、必然的にゼネラルと衝突するようになった。両社はそれぞれが保有する警備(軍)組織を動員して、牽制や工作を繰り返した。 2040年、舞台はユージアとエレクトロスフィアという2つの現実。 旧時代からの圧倒的な経済力を武器として統治を続ける「ゼネラルリソース」。新時代の技術を手に躍進を重ねる「ニューコム」。そして前世紀から形を変えて――実質的な企業間紛争の緩衝機構として存続し続けた新国際連合(NUN)揮下の平和維持組織「UPEO(ユーピオ)」の、およそ8年に渡る冷戦時代。 そこで一人の男がカオスを望んだことから、物語は動き始める。 概要 フライトシューティングのジャンルを切り開いたアーケード作品『エアーコンバット』の血筋を受け継ぐ家庭用シリーズ『エースコンバット』シリーズの第3弾。 プレイステーション末期にシリーズ最後のPS作品として世に出た本作は、マンネリ化を防ぐ為に今までにない大胆な改革を行った。 しかし、その改革はこれまでの『エスコン』どころか、同時期の他のフライトゲームと比べてもあまりにかけ離れた路線だった為、発売当初はその世界観に対して拒否反応を示すユーザーも多く発生した。 「 出来は名作級だが非常に好みが分かれる作品 」といった感じで、今でもなお現行機でのリメイクを求める声と、『エスコン』の異端児として忌む声が絶えない。 世界観・システム設定 これまでの『エリア88』的な傭兵ロールプレイングではなく、近未来を舞台にしたガチSF。 最大の賛否両論点となった脚本および世界観は、アニメ脚本家として活躍する佐藤大の手による。 「企業同士の紛争と国際治安維持組織の介入」「巨大なネットワークを通して進むストーリー」「神経接続操縦の戦闘機」「奇天烈なビジュアルの架空機体の数々」「メガフロート」「ジオフロント」「ナノマシン」「人類の電脳化(サブリメーション)」など設定は非常に緻密で、何冊か小説が書けるレベル。 ステージは全52とシリーズ最多。計5+1の結末に分かれるマルチエンディングを採用しており、プレイヤーは自分の考えに応じて進行ルートを決定していく。 このルート選択は「プレイヤーの所属する組織を選択し移籍する」というもの。最初はUPEO所属だが、作戦中にゼネラルに勧誘されたり、ニューコムに逃げるかといった選択肢が出てくる。物語後半には第四勢力も出現し、ここへ移籍する分岐もある。 ミッション以外のストーリーパートでは、全て電脳空間エレクトロスフィアを通したオンライン通信でシナリオが進むという、本作独特のストーリーテリングが行われる。 ストーリー性を重視しており、それまでのシリーズ作はもとより、後作にも負けないほどの圧倒的なボイス量が特徴。UPEO側には白鳥由里や渡辺久美子、保志総一朗、糸博、麦人、ゼネラルリソース側には江原正士、中村大樹、玉川紗己子といった本業の声優ばかり。受信したニュース番組やビデオフォン、メールは逐一録画され、後から見直すこともできる。 この設定を逆手に取り、物語後半に差し掛かる辺りで受信する内容が危険なメールは検閲にかかって自動削除されるという演出もあり。 Production I.GとSTUDIO4℃が手掛ける高品質のアニメムービーも特徴。キャラクターは全てセル画で描かれるが、画風が映画版攻殻機動隊のようなリアル調。アニメファンでもあまり見慣れない絵柄に、これも賛否両論ある。立ち絵そのものの出来は素晴らしく、口パクはもちろん様々な表情を見せてくれ、首をかしげたり、そっぽを向いて考え事をしたり、上目遣いで企み顔になったり、表情アニメパターンは他に類を見ないほど豊富。 機体はこれまでの購入式ではなく、所属組織から状況に応じて供給される形となり、ストーリーが進むごとに乗り換えていくことになる(大抵は異なる特性の機体が2機以上用意されている)。 機体武装は従来どおり機銃とミサイルの2種類だが、それぞれ選んで換装することができるようになった。選べる武装は機体ごとに異なる。例えば機銃なら重機関砲(威力と連射性能が高いが射程が短い)、パルスレーザー(連射性と射程がとても高いが威力が低い)、キャノン(連射が遅く弾道が落ち込むが、戦闘機を2-3発で撃墜できる高威力)など。ミサイルなら、短射程ミサイル(一度に6発まで連射できるが射程が短い)、MIRV(一定距離進んだあとに4つに分裂して追尾する)、陽電子ビーム砲(宇宙空間専用の誘導エネルギー兵器)など。後作の特殊兵器システムのはしりとなった。 賛否両論点 アニメ的演出と世界観 本作を語る上で絶対に外せないのがこの要素。批判的な意見を出す人については「この演出はこう駄目だから嫌い」というレベルの指摘ではなく、そもそも「世界観がまるっきり合わない・受け入れられない」というマクロな拒否反応を示す人が多い。他のシリーズも十分SFをやっている(例:空中要塞、大型潜水艦、Z.O.E.、レールガン、レーザー兵器など)のだが、今作は流石にはっちゃけ過ぎていた。 まず、戦闘機のビジュアルからして「異常性」が際立っている。 本作の登場機体は全て架空の機体。正確には「完全な架空機」と「現用機をモデルにしたアレンジ」が混在している。全ての戦闘機には神経接続装置が搭載され、各機のコクピットはキャノピーを排した「コフィンシステム」になっているためにのっぺりした印象となっており、現用機マニアからは「許せない」という声や「まるっきり興味が持てない」といった意見もある(*1)。 ちなみに航空機メーカーに正式に許可を取るのは次作の『04』からとなる。(形式番号は実在機をベースにアレンジを加えたものとなっている)。 なおこのコフィンシステムは後年のUGSFシリーズにも取り入れられ、『スターブレード・オペレーションブループラネット』に登場するジオキャリバーなどの航宙機(UGSFシリーズにおける宇宙戦闘機の呼称)もそのような形となっている。 シリーズお馴染みの「超兵器」がかなり前面に押し出されている点も好みが分かれる点だろう。ニューコム製の機体は全てが架空機で、その全てが既存の航空機とはかけ離れた未来的な流線型のフォルムばかり。 ただ、後作の「タウブルグの剣」「空中艦隊」といった「それ単体が明らかなオーバーテクノロジーで世界観中で浮いている」超兵器は意外にも存在しない。良くも悪くも「超兵器が当たり前となった世界観」になっている。 それまでの「超本格的ヒコーキごっこ(『2』のTVCMより)」のイメージを完全に払拭させるような、90年代後半のサイバーパンク的なシナリオ演出も敬遠されることになった。 現在ならば自然に受け入れられるユーザーも多いかもしれないが、当時としてはあまりに前衛的過ぎる設定・世界観故に、完全に異次元にいるような感覚になったプレイヤーが多かった。今でも「これって『エスコン』でなくてもいいよね?」と呼ばれるほど、他のエスコンとは別のベクトルで高い完成度を持っている。 宇宙にも行くし、地下都市にも潜るし、機体がナノマシーンに浸食されたりもする。あまつさえ電脳空間に戦闘機で突入する。本シリーズでも、戦闘機でここまではっちゃけたことをしでかしたのは空前絶後。 あまりに特異な内容だったためか、『04』では『2』以前の路線に回帰しつつ、新たな方針を模索していく形となった。 恋愛フライトシューティング? シナリオの根底にあるのは「愛憎劇」であり、結構ドロドロした人間関係が繰り広げられるところを見ると、あながち間違ってはいない。 5つのエンディングはいずれもユーザーの想像に任せる点が大きく、ハッピーエンドやバッドエンドと言った明確な観念で片づけられない。 ただし共通するのは「真面目な奴が馬鹿を見る」ということ。フィオナのように「全てのルートで不幸」な人物までいる。 登場人物は電波とノーマルにはっきり分かれていて両極端。 UPEOルートではヒロインが電波だし、ニューコムルートではフィッツジェラルド姉妹の姉がやはり電波かつ自分勝手。サイモン博士は何が言いたいのかわからない。ゼネラルルートでも一見クールなナイスミドルのディジョンが次第に崩れ始める。 一応弁護すると、電波な彼らにもそれぞれの信念や理想というものがしっかりとある。ただその表現が不得手であることが多い。むしろ演出がそれを狙っているようでもある。 それを演じる声優軍は豪華。サイモン博士の中尾隆聖氏やディジョンの江原正士氏の怪演は見物。 オチ 5つのエンディングをコンプリートすると真のエンディングを見ることができる。が、ここで明かされる真実があまりに突拍子なものであったため、愕然とするユーザーが続出した。 + 衝撃の結末(ネタバレ注意) 簡単にまとめると、本作は「サイモン博士による博士個人の恋敵抹殺のためのコンピュータ上でのシミュレーション」であり、主人公(プレイヤー)は「シミュ実行のために博士が作ったAI(人工知能)」だった。 サイモンが面識が無いはずの主人公に上から目線で話しかけたり、主人公の姿が一切描かれなかったり、何故かよその監視カメラを覗いていたり(=主人公がハッキングしている)、他人の記憶を追体験しているシーンがある(=電脳化された記憶データにアクセスしている)のもこのため。 ちなみに「恋敵抹殺」とはいっても、博士が横恋慕している相手は、ある事件に巻き込まれて既に死亡している。その場に居合わせながら「自分だけはぬけぬけと生き残ったあの男」を殺すために主人公を作ったのだった。なお、男に過失は一切なく、ゼネラルによる暗殺計画の巻き添え。 サイモンはこれらの事実を伝えた後にこれまでのデータを消去し、主人公を現実世界へと送り込む。サイモンの掌の上で転がされていただけの夢オチ(ちなみに、脚本の佐藤氏はアニメ『カウボーイビバップ』でも似た話をやっている)を「この結末だけは許せない」と憤るユーザーも多い。リメイクの際には「サイモン博士への反逆」の結末の追加を望む声もあるとか。 ちなみに主人公のデフォルト名は「NEMO(ネモ。ラテン語で「誰でもない」)」なのだが、実は本作のゲームディスクには「2030 S.O.C(=サイモン・オレステス・コーエン) PROJECT "NEMO" ARCHIVE」の一文が刻印されている。ということは「このゲーム自体がシミュレーションデータを収めたディスクだった」というとんでもないメタ設定が浮かび上がってくる。 劇中でサイモン博士がTV番組のインタビューに答えるシーンがあり、そこで博士は人工知能について「ヒトが、複雑な感情を持った賢いコンピュータや人工生命を作り出す事など出来ない。それは神のみに許された行為である。逆に、ヒトがコンピュータになる事ならば可能性がある。だから私はヒトの電脳化の研究を進めている」と語る。ところが、この時サイモン博士はすでに、主人公という人工知能を完成させているのだ。つまり・・・ 神経接続の兵器や人工知能、電脳化といった夢のような技術が現実となった未来においてもヒトは、愛憎、嫉妬、憎悪といった感情からくる原始的な争いに終始しているだろう… そんなシニカルなメッセージとも受け取れる。 評価点 PSの性能をフルに引き出したゲーム構成 PSの限界点の一つに数えられるほど、マップの書き込みは緻密。天候表現も抜かりない。兵器や爆発のエフェクトは後発の『04』よりも手が込んでいる。 単純に絵が美しいのもさることながら、デザインはインターフェースの隅々に至るまで「ここまで作りこまれたゲームを探す方が難しい」ほどに仕上げられている。音楽や効果音もマッチング具合が素晴らしい。 機体のエアブレーキや推力偏向ノズルが動いたり、アフターバーナーが美しく点灯する、ジェット噴流で大気が歪む描写など、細かい演出も作り込まれている。「神経接続による直感的操作」という設定を生かした全周HUDは非常に見やすく、シリーズ屈指のわかりやすさ。 前作までは限界高度が約4000mまでしかなく、それ以上を飛行しようとした場合、強制的にエンジンストールしてしまった。 しかし今作からは使用する機種によって高度10000m以上を飛行することが可能になった。 これにより高速でのループや急上昇による振り切りなど、旧作では非常に困難だった高度を生かした戦術を組み込むことが可能になった。 上述のように非常に作りこまれた作品であるため、通常であればディスク2枚分のデータを超えてしまうところを、データ配置の最適化によって2枚分に収めた。結果としてロード時間がほぼ無くなった代物に。繰り返し述べるが、”「ここまで作りこまれたゲームを探す方が難しい」ほどに仕上げられた作品のロード時間がほぼない”のである 新しくもどこか懐かしい世界観 『エスコン』としては異質だが、単体で見てみればその完成度は高い。開発陣が公式攻略本のインタビューで「新しくも懐かしい世界を目指した」「エレクトロスフィアというのも70年代の響き」と語る通り、未来的だが浮世離れしていない、レトロフューチャーな世界観ができ上がっている。 なお、この公式攻略本は詳細な設定資料集の役割も兼ねており、それ単体でも書籍としての価値があるファン必見の内容。 配信されるニュース番組や、数々の単語を網羅した検索エンジン(用語集)など、ここ数年のネットワーク環境と近しい様相を持つエレクトロスフィアとデータースワローのデザインも俊逸。ストーリーテリングとしても「戦闘」と「日常」が融合した、風変わりな路線が形作られている。 とにかく細かいところまで設定が作られており、検索エンジンを見るだけでも楽しめる。緊急報道や報道管制といった小ネタも十分で、ニュースキャスター役の声優の演技がやたらとはまっていることも相まって「現実感」はシリーズでもピカイチ。 陣営と所有機が、ゼネラルは西側系、UPEOはユーロ・ロシア系、ニューコムは完全架空機と、それぞれ機体系列がしっかり分かれている。ニューコムの高性能次世代機に対してゼネラルは既存機のアップデートを進めることで対抗し、性質上過剰軍備を避けたいUPEOは独自の保有機に加えて両社から機体提供を受けるという構造も面白い。 数々の新要素 後作でのスタンダードとなる「機体と独立したカメラ操作」が導入された。敵機追従カメラなど、ビジュアル面は大きな進化を遂げた。 クリア後のリプレイを鑑賞できるのも今作から。選択可能なリプレイカメラ視点も良くできており、特に敵機視点でプレイヤーが発射したミサイルを着弾まで追う視点は、今作のみの魅力あるもの。 特殊兵装システムの前身となった武器選択システムにより、戦略性が向上。 投下型爆弾や対地ミサイルなどの副武装が登場したのも本作から。僚機の演出も次作以降大きく進化を遂げる。 クリアランク制度が初めて導入され、やりこみ要素が広がった。 ミッション中の成績に応じてキャラクターの反応が変わるフィーチャーも。 発進・着陸・発着艦に加えて空中給油が登場。よりリアルに。 本作だけの魅力 プレイヤーデータは「アカウント」として3つまで作れるのだが、更にそれぞれのアカウントごとにデータを6つまで別個保存可能。周回プレイのストレスを緩和している。 恐らくシリーズ1リアル(っぽい)な操作感。空力や慣性が強く、独特の浮遊感まで味わえる。 それまでのギターサウンドの一切を廃し、クールなテクノ、アンビエント路線に転向したBGMの出来もよい。環境音楽がゲーム音楽に昇華されている好例。 ミッションのシチュエーションが非常に豊富。高高度空戦、大気圏の離脱と再突入、撃墜数競争といった色物まで多数。恒例の「トンネルくぐり」はシリーズ屈指の難易度。 「自分の意志で戦う場所を変える」という要素も他にはない魅力。更に時系列が各組織ごとにザッピングしており、異なる視点から異なる結末を導いている作りで周回(厳密には違うが)プレイも飽きさせない。 例えば、ゼネラルがニューコムの前哨航空基地に奇襲を仕掛けるミッションでは、ゼネラル所属だと基地への攻撃、ニューコム所属だとスクランブル発進しての迎撃、UPEOだとゼネラルへの制裁として横槍を入れるミッションとなる。 用語辞典や通信ログなどの充実したユーティリティで設定マニアにも対応。 操作感は空中給油と同一だが、「空中空母への着艦」を行う場面が存在する。ちなみに以降のシリーズ作品でも母艦機能を持った航空機は存在するが、味方として登場し、着艦までできるのは本作のみ。 兵器の美しさ。ミサイルが半透明の煙を長く引いて飛んでいく様子は、当時のゲーマーに感嘆された。パルスレーザーやプラズマビームといった光学兵器の描写も見事。空中空母を敵に回したとき、防御兵装による圧倒的な弾幕には度肝を抜かれるだろう。条件を満たせばシリーズ屈指の超兵器「O.S.L.(軌道衛星レーザー)」を使えるが、その絶大な威力を示す演出は必見。 独創的な機体群。 本作を語る上でニューコム製機体(Rナンバー)の存在は外せない。そのどれもが海洋生物を由来とする愛称を持ち、ニューコムの技術の賜物たる機体群はファンを魅了し続けている。主力制空戦闘機・R-100番台のデルフィナスシリーズ、双頭の重攻撃機・R-201アステロゾア、コンコルドのような高速攻撃機・R-211オルシナスといった堅実どころから、パラサイトファイターのR-311レモラ、宇宙戦闘機・R-352セピアといった色物まで多数取り揃えている。大型機のR-500番台もユニーク。 対照的にゼネラルは既存機の改良モデルを主とし、シナリオ後半から投入される独自開発の架空機2種(F/A-32CアーンとXFA-36ゲイム)も、現実のコンペティションで没案となったアイデアを利用している。その他の機体もカナードが追加されたり幻の試作機が見られるマニア心をくすぐる仕様。 なお、UPEOは全て既存機の改良型を使用している。ちなみに終盤ではシリーズで初めてSu-47ベルクト(本作ではSu-43ベルクト)を操作できるのだが、当時はまだ知名度が低かったことと、他ルートの最終機体がどれも架空機であるために「こいつも架空機じゃないのか?」と誤解するユーザーも少なからず存在したとか。 現実のアメリカ軍が開発していたと噂になったが現在でも存在の真偽が明らかになっていない幻の航空機・オーロラが「UI-4054 AURORA」として登場。低速時用と高速時用のエンジンをそれぞれ持ち、合計8機の小型ジェットエンジンが機体尾部に並ぶという変態機で、物語の最終局面で超高性能戦闘機としてプレイヤーの前に立ちはだかる。こんなレア機体を見られる(そして、裏技で乗ることができる)のもエスコン3ならでは。 「ナイトレーベン」という完全架空機が登場する。コレまたあらゆる意味でユニークな機体で、ブーメラン型の全翼機かつ、なんと翼が2層ある複葉機。カラーリングはマットブラック。操縦系統は『人工光学神経網”オプトニューロン”』専用で、脳細胞に直結した無数のケーブルを直接機体に接続するというトンデモ設定となっており、パイロットは自分の意思を文字通り光の速さで機体に伝えることが可能。そして、大気中の特殊粒子を利用する『イーオン推進エンジン』によって、緑の粒子を美しく跡に引きながら常識ハズレの変態機動を行う。おまけに武装は『レーザーキャノン』であり、発射からノータイムで着弾する高威力レーザーを振り回しながら執拗に自機を追い回してくる。 そんな化物機体にも主人公たちは立ち向かうことになるわけだが、あるルートでは奇想天外なアクシデントで打開策が生まれる展開がネタ的にも有名。 更に、ナイトレーベンの発展型として「XR-900 ジオペリア」という架空機が登場。これまた負けないくらいユニークな機体で、三日月型の全翼機かつ複葉機、カラーリングは輝く銀色で要所が赤いウルトラマンカラー、AIによる無人操縦という、更に先を行ったものとなっている。主人公はスクランブル発進し、これを8機も同時に相手にするのだが、その攻略法もまた本作の設定を活かした独創的な手段である。 難点 アナログスティック(左側の操縦桿)の反応に癖がある。ほとんどデジタル入力に近く、人によっては十字キーの方が安定する。 用語辞典が存在するとはいえ、(ストーリーがプロダクションI.G製作なので)設定やストーリーが複雑で、理解するのが難しい。 ニュースやビデオフォンなどのリアルタイム感のある演出は、一度の情報量が多過ぎて把握に時間がかかる。 機体支給制のため、自分の好きな機体をいつでも使えない。更にどのルートでも終盤は飛びぬけた万能機一機しか選べなくなる。 既存機体のバリエーションが抑えられており、他の作品と比べると見劣りする。2040年という設定上、F-4やMiG-21といった旧式機は影も形もなく、超有名機のF-14も登場しない(当時トムキャットが退役決定となり話題になっていたので、それを反映させた形だろうか)。 画面構成の都合上、クリア後に出現したミッションシミュレータは新規データ作成部分にかぶる形で表示されるため、一見すると新規データが作れなくなったように錯覚してしまう。画面右端のミッションシミュレータにカーソルを合わせ、さらに右ボタンを押すと新規データ作成が現れる。 尚、ミッションシミュレータはその名の通り「シミュレータ」なのでランクは記録されない。「あのミッションで高ランク獲得していないからシミュレータで再挑戦」ということはできない。 総評 良くも悪くも、『エースコンバット』というシリーズそのものの再定義のきっかけとなった作品。 シリーズ存続のために新たな方面を目指して大幅に路線を変更するという決断をし、なおかつ同時代の他のゲームを圧倒するレベルの作りこみを見せた制作陣の努力自体は、素直に賞賛されてしかるべきものだろう。だが、その変化にファンを置き去りにしてしまった感が強いこともまた事実。 本作を端的に表現するなら「時代を先取りし過ぎた名作」「世に出るのが早過ぎた大作」と言える。 時と共に再評価も進んだこと、技術が進歩して「エレクトロスフィア」の世界観がより身近になってきたことなどから、本作のリメイクを希望する声も増えてきている。 実質的な『1』『2』のリメイク作となっている『エースコンバット3D・クロスランブル』が発売されたことで、なおの事期待が高まっている。 余談 シリーズお馴染みの「ケイ・ナガセ」は、ゲーム終盤のあるニュース映像に映っている顔写真で登場する。 ストーリーに関して、本作は長らく『04』以降の作品との繋がりが不明確だったが、『7』の発売に伴い、正式に架空世界の出来事に含まれるようになった。また、それ以前に『5』『X』などでコフィンシステムを採用した機体が登場し、繋がりを仄めかす描写は存在していた。 本作には前日端を描いたアニメーション作品が存在する(エースコンバット3 エレクトロスフィア ミッションゼロ、VHS)。 ディジョンの台詞《推力に頼るな。空力を活かせ。》は、『3D』のアルビレオ1の台詞としても使われた。 『エースコンバット インフィニティ』ではアップデートによる追加機としてR-101とナイトレーベンが登場。実に16年振りのことである。 本作に登場するゼネラルリソースとニューコムの二社は、この後UGSFシリーズにおいて数百年単位にも及ぶ企業間抗争を続けていく事になる。ただし、その辺りの描写が成されている作品は非常に少なく、本作以外では『バウンティハウンズ』や未発売に終わった『ニュースペースオーダー』など、数える程しかない。 また、バンダイナムコが展開する音楽原作キャラクタープロジェクト『電音部』では、ゼネラルとニューコムの二社の名前(*2)が出ている。 ただしこちらはエースコンバットシリーズのストレンジリアル世界とは違い、実在の地名などが出ている事から平行世界における同一存在と考えるのが妥当か。 リッジレーサーシリーズでは『V』以降のスポンサーの中にゼネラルリソースや関連会社がある設定になっている。 スポンサーデカールや看板などの背景での登場が多いが、『7』ではレースで使用されるニトロシステムの供給も行っている模様。 本作ディレクターは移籍後に同じく元ACスタッフなどが多いチームで『ドラッグ オン ドラグーン』を開発した。
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エースコンバット7 スカイズ・アンノウン 機種:PS4, Xbox1, PC 作曲者:小林啓樹、渡辺量、北谷光浩、大久保博、中鶴潤一、中西哲一 、工藤祐介(DLC)、山内祐介(DLC)、宮城裕紀子(DLC) 発売元:バンダイナムコエンターテインメント 発売年:2019年 概要 『エースコンバット6 解放への戦火』以来の実に12年ぶりとなる「エースコンバット」シリーズのナンバリングタイトル。 『エースコンバット04』に登場したエルジア王国と『エースコンバット5』に登場したオーシア連邦との大国同士の戦争を描く。 音楽はシリーズを担当している元バンナムの小林啓樹氏がメインに作曲。サウンドディレクターは渡辺量氏が担当している。 最初は静かだがそれからゆっくりと盛り上がっていくような、小林氏得意の“焦らし”を効かせた曲が多い。 サウンドテストが実装されているが、使用にはDLCシーズンパスの購入が必要。 サントラは2019年12月30日にスーパースィープから発売された。 (前作:エースコンバット6 解放への戦火) 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc1 Skies Unknown 渡辺量 タイトル画面 Main Menu 北谷光浩 メニュー画面 Drag Racer 小林啓樹 2019年394位 IUN Briefing 小林啓樹 ブリーフィング(ミッション01~04) Fort Grays Air Base Hangar 小林啓樹 ハンガー(ミッション01~04) Charge Assault 小林啓樹 ミッション01:「始まりの笛音」 444th Air Base 小林啓樹 Eastern Wind 小林啓樹 ミッション02:「進撃開始」 Unmanned Craft 小林啓樹 ミッション02:「進撃開始」(後半) Dual Wielder 小林啓樹 ミッション03:「両面作戦」 Two-Pronged Strategy 大久保博 ミッション03:「両面作戦」(後半) Tail Man 大久保博 Salty Lake 小林啓樹 Gunther Bay 小林啓樹 ミッション04:「灯台守」 Rescue 小林啓樹 ミッション04:「灯台守」(中盤) Mother Goose One 小林啓樹 ミッション04:「灯台守」(後半) Friendly Fire 小林啓樹 IUN Debriefing 小林啓樹 リザルト(ミッション01~03) 444th Air Base Briefing 北谷光浩 ブリーフィング(ミッション05~10) 444th Air Base Hangar 北谷光浩 ハンガー(ミッション05~10) 444 北谷光浩 ミッション05:「懲罰部隊」 Fetid Air 小林啓樹 Disc2 Long Day 中鶴潤一 ミッション06:「長い一日」 Yinshi Valley 小林啓樹 ミッション07:「無慈悲な摂理」 First Contact 小林啓樹 ミッション07:「無慈悲な摂理」(中盤) Two Pairs 小林啓樹 ミッション07:「無慈悲な摂理」(後半) Pipeline Destruction 中鶴潤一 ミッション08:「生命線を絶て」 Three of a Kind 中鶴潤一 ミッション08:「生命線を絶て」(後半) Waiapolo Mountains 北谷光浩 ミッション09:「顔のない兵士」 Identification 小林啓樹 ミッション09:「顔のない兵士」(中盤) Faceless Soldier 小林啓樹 ミッション09:「顔のない兵士」(後半) Transfer Orders 小林啓樹 ミッション10:「異動命令」 ADFX-10 小林啓樹 ミッション10:「異動命令」(後半) 444th Debriefing 北谷光浩 リザルト(ミッション05~10) LRSSG Briefing I 北谷光浩 ブリーフィング(ミッション11~15) New Arrows Air Base Hangar 北谷光浩 ハンガー(ミッション11~15) Siren's Song 小林啓樹 ミッション11:「敵主力艦隊殲滅」 Stonehenge Defensive 中西哲一 ミッション12:「ストーンヘンジ防衛」 Dragon Breath 中西哲一 ミッション12:「ストーンヘンジ防衛」(後半) Disc3 Magic Spear I 渡辺量 ミッション13:「爆撃指示」 2019年109位 Magic Spear II 渡辺量 ミッション13:「爆撃指示」(後半) Werewolf 大久保博 ミッション14:「ケープ・レイニー強襲」 LRSSG Debriefing I 北谷光浩 リザルト(ミッション11~14) King of the Heavens 小林啓樹 Battle for Farbanti 小林啓樹 ミッション15:「ファーバンティ攻略戦」 Sol Squadron 小林啓樹 ミッション15:「ファーバンティ攻略戦」(後半) 2019年311位 Offline 小林啓樹 Last Hope I 渡辺量 ミッション16:「最後の希望」 Last Hope II 渡辺量 ミッション16:「最後の希望」(後半) Tyler Island 小林啓樹 LRSSG Briefing II 北谷光浩 ブリーフィング・ハンガー(ミッション17~18) Homeward 北谷光浩 ミッション17:「残された島」 Supply Ship 大久保博 ミッション17:「残された島」(後半) Lost Kingdom 中西哲一 ミッション18:「王無き国」 Archange 小林啓樹 ミッション18:「王無き国」(後半) 2019年108位 The UAV Factory 小林啓樹 Disc4 LRSSG Briefing III 北谷光浩 ブリーフィング・ハンガー(ミッション19) Lighthouse 小林啓樹 ミッション19:「灯台」 第14回319位2019年183位 Daredevil 小林啓樹 ミッション19:「灯台」(後半) 第14回90位第15回213位第16回878位2019年34位 LRSSG Debriefing II 北谷光浩 リザルト(ミッション16~19) Admiral Andersen 小林啓樹 LRSSG Briefing IV 北谷光浩 ブリーフィング・ハンガー(ミッション20) Determination 小林啓樹 Hush 小林啓樹 ミッション20:「ダーク・ブルー」 2019年183位 Space Elevator 小林啓樹 ミッション20:「ダーク・ブルー」(後半) Dark Blue 小林啓樹 エンディングムービー Epilogue 小林啓樹 pensées 小林啓樹 エンディングテーマ歌:morita mao Mission Failed 北谷光浩 VR Prologue 小林啓樹 VR Hangar 小林啓樹 SCRAMBLE (Arranged ACE COMBAT 04 "Sitting Duck") 中西哲一アレンジ:北谷光浩 GATOR PANIC (Arranged ACE COMBAT 04 "Tango Line") 中西哲一アレンジ:北谷光浩 SENTRY S BRUNT (Arranged ACE COMBAT 04 Blockade ) 小林啓樹アレンジ:小林啓樹 Do or Die (From ACE COMBAT 5) 大久保博 VR Debriefing 小林啓樹 VR Ending 小林啓樹 VR Mission Failed 小林啓樹 Airshow Music "Lightning Speed" (From ACE COMBAT 2) 諫山亘秀 Airshow Music "Fire Away" (From ACE COMBAT 2) 高橋弘太 Airshow Music "On The Sly" (From ACE COMBAT 2) 大久保博 Airshow Music "Fire Youngman" (From ACE COMBAT 2) 諫山亘秀 Disc5 Multiplayer Mode - Lobby 北谷光浩 Multiplayer Mode - Final Checks 北谷光浩 Roca Roja 中鶴潤一 Aim High 諫山亘秀 Comona 中西哲一 Fighter's Honor (Flying Remix) 椎名豪 City Lights 大久保博 Chain Reaction 中鶴潤一 Megalith -Agnus Dei- 小林啓樹 8492 中鶴潤一 CONTACT 中西哲一 Blue Skies (INFINITY Remix) 大久保博リミックス:中鶴潤一 Shattered Stones 柿埜嘉奈子 First Flight 小林啓樹 If the Sky is Burnin' Out! (2011) 中村和宏 Revelation 椎名豪 Catch The Lightning 大久保博 Operation Bunker Shot 小林啓樹 Deep Strike 大久保博 ZERO 小林啓樹 Multiplayer Mode - Victory 小林啓樹 Multiplayer Mode - Defeat 小林啓樹 Multiplayer Mode - MVP 小林啓樹 Disc6 DLC LRSSG Briefing I 工藤祐介 DLC New Arrows Air Base Hangar 工藤祐介 Enchanter I 北谷光浩 SPmission01 Unexpected Visitor Enchanter II 北谷光浩 SPmission01 Unexpected Visitor(中盤) 2019年332位 Sighthound 北谷光浩 SPmission01 Unexpected Visitor(後半) Anchorhead Raid 山内祐介 SPmission02 Anchorfead Raid 第14回658位 Mimic 北谷光浩 2019年196位 DLC LRSSG Debriefing I 工藤祐介 DLC LRSSG Briefing II 工藤祐介 Awakening 小林啓樹 Sideshow 小林啓樹 Alicorn 小林啓樹 Ten Million Relief Plan 小林啓樹 Hero of Comberth Harbor 小林啓樹 Singularity 小林啓樹 Conclusion 宮城裕紀子 Premonition (Unused) 小林啓樹 2015 Trailer 小林啓樹 ADFX-10 2019 Launch Trailer ver. 小林啓樹アレンジ:北谷光浩 2019 DLC Trailer 北谷光浩 映画『トップガン マーヴェリック』コラボBGM※サウンドトラック未収録 Top Gun Anthem(小林啓樹アレンジver.) Harold Faltermeyerアレンジ:小林啓樹 Danger Zone(小林啓樹アレンジver.) Kenny Logginsアレンジ:小林啓樹 サウンドトラック 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』 オリジナルサウンドトラック 「ACE COMBAT(TM) 7 SKIES UNKNOWN」ローンチトレーラー 『バナスタサウンズナマスタ』 第8回 スタッフトーク、38 55前後から
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登録日:2009/10/02(金) 20 18 24 更新日:2024/06/09 Sun 19 45 08NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ACE_COMBAT5 エースコンバット エースコンバット5 ゲーム ラーズグリーズ 歴史が大きくかわるとき ラーズグリーズは その姿を現す はじめには 漆黒の悪魔として 悪魔は その力をもって 大地に死を降り注ぎ― やがて死ぬ しばしの眠りのあと― ラーズグリーズは再び現れる 英雄として現れる ラーズグリーズとは、ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR作中世界の伝説。有名なお伽噺であるらしく、主人公が属するオーシア国内だけでなく隣国のユークトバニアでも知名度は高い。 そして上記の伝説から転じて、ユークトバニアが開発したシンファクシ級潜水空母のこと。 漆黒の船体は従来の潜水艦の常識を覆す巨体であり、豊富な防空兵器と艦載機、VLSから射出するUAV(無人戦闘機)等を搭載する。 (UAVを装備しているのは2番艦リムファクシのみ) 最も特徴的な装備は弾道散弾ミサイルで、敵の捕捉圏外から発射し弾道軌道で飛行後一定の高度で炸裂、子爆弾をばら撒くことで広範囲の地上・水上目標のみならず低空の航空機をも一掃できる。 エースコンバット5本編において、ユークトバニアが長年同盟国であったオーシアに宣戦を布告するという歴史的転換期に初めて実戦投入される。 初陣では、イーグリン海峡に集結したオーシア海軍第3艦隊に対して自身の艦載機ハリアーやF-35Cによる奇襲を敢行。 艦載機が撃墜されると、今度は集結したオーシアの空母打撃群に対して散弾ミサイルを使用。正規空母2隻を含む多数の艦船や航空機を撃沈、撃墜し、第3艦隊を壊滅させ戦闘不能に追い込み、伝説通りの死を降り注いだ。 この時オーシア軍の一兵士は「鉄の雨が降ってきたみたいだ」と呟いている。 1番艦シンファクシはサンド島上陸作戦にも参加。 ここでも散弾ミサイルによって多くの新人パイロットを撃墜したが、サンド島から迎撃にあたった主人公たちウォードッグ隊と対潜哨戒機、先の作戦で打ち上げられたレーザーユニットを装備したアークバードの活躍により浮上を強いられる。 艦載機ハリアーやF/A-18C、F-35Cを繰り出し抵抗するも、再度レーザー攻撃を受け、ウォードッグ隊にとどめを刺された。 しかし、しばらく後、実は2番艦リムファクシが既に実戦投入され、ユークトバニア国内を進行するオーシア陸上部隊を射程に収めている事が判明する。 この時リムファクシが現れた海域はラーズグリーズ海峡(*1)と呼ばれ、同じ頃にはオーシア軍内においてシンファクシ級潜水艦とラーズグリーズの悪魔の類似点が指摘されていたようだ。 アークバードはシンファクシ撃沈後に破壊工作により使用不能となっており、散弾ミサイルから陸上部隊を守るにはリムファクシが補給を行う僅かな時間を突き、敵の警戒網を掻い潜る少数の航空機による奇襲攻撃しかない。 アークバードの支援なしで短時間かつたった4機による一点突破、と言う過酷な条件を強いられたウォードッグの前に、漆黒の巨体が再び立ち塞がる。 上記の過酷な条件に加え、シンファクシと異なり潜航・浮上を繰り返すうえUAVを展開し応戦するリムファクシだったが、ウォードッグ隊の反復攻撃によるダメージの蓄積で潜航不能に陥る。 「やむを得ん、海上で奴らと決着をつける」と、友軍に向けていた散弾ミサイルの照準をウォードッグ隊に切り替え、近距離で散弾ミサイルを連射し最後の抵抗を試みた。 しかし、幾度となく散弾ミサイルの脅威にさらされ生き抜いたウォードッグ隊には敵わず、流氷漂うラーズグリーズ海峡に没した。 出典は北欧神話の写本「古エッダ」中の「グリームニルの歌」に登場するヴァルキリーの名前。Ráðgríðr。「計画を壊すもの」。 追記、修正お願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- NW. . .N. . .NE A/B 000 ┌ ┏━━━━━━━┓ ┐ │ ┃ missile alert ┃ │ ├ ┗━━━━━━━┛ ┤ │この項目にはエースコンバッ│ ├ト5に関する重大なネタバレ┤ │を含みます。 │ ├未プレイの方は方位180へ┤ │のヘッドオンを推奨します。│ └ ┘ Yuke Command リムファクシ、君らが相手にしているのは、「ラーズグリーズ」のようだ。 Hrimfaxi ラーズグリーズは我々ではなく、奴らのことだったのか… 上記は全てミスリードである。 ご丁寧にもゲームオープニングもこの視点で描かれ、実際にリムファクシと相対するMission13の途中まではさもリムファクシ=復活したラーズグリーズであるかのような描写となっている。 数行上の台詞を見る限り、リムファクシ乗員も似たような自負はあったようだが…。 実際はオーシア国防空軍第108戦術戦闘飛行隊サンド島分遣隊ウォードッグがゲーム内にて呼ばれる別名。つまりプレイヤー部隊こそが伝説の「ラーズグリーズ」。 彼らは数々の戦いで活躍、シンファクシ級ミサイル潜水空母を2隻沈める大戦果を挙げ、敵国のユークトバニア軍からは「ラーズグリーズの悪魔」として恐れられる存在となる。主人公たちも中盤の捕虜奪還ミッションの後、敵軍内でそう呼ばれている事を知った。 しかしベルカと通じていたハミルトンにより、かつてのサンド島部隊の隊長バートレットがベルカ戦争時にユークトバニア陸軍情報部のナスターシャと恋愛関係であった事を根拠に、隊員全てがユークトバニアのスパイとして追われる事となる。騒動の中辛うじてサンド島基地を脱出したが、ケストレル艦隊のスノー大尉にセレス海にて全機撃墜され、サンド島部隊の足跡は途絶えた。 しばしの眠りの後、ラーズグリーズは再び現れる 実際のところこの撃墜はケストレル艦隊による偽装。ケストレル艦隊は先んじてこの戦争の裏の存在に気付き、その陰謀を阻止するべくサンド島部隊を仲間に加えたのだった。 陰謀を企てていたのは、15年前のベルカ戦争で敗北したベルカ公国。両国の元首を誘拐し戦争を長びかせ、核による復讐を行おうとしていた。つまりオーシアを勢いづかせ早期に戦争を終わらせかねない「ラーズグリーズ」が邪魔だったのである。 ケストレル艦隊の掴んだ情報を元にハーリング大統領を救出したサンド島部隊は、大統領直属の部隊『ラーズグリーズ』として名実共に復活する。 オーシア軍の国籍マークが廃され、機体は漆黒に。垂直尾翼の先端は赤く染められ、ラーズグリーズのエンブレムがあしらわれた機体へと装いを新たにした。 彼らは核攻撃を阻止すべく、ベルカ戦争時に秘匿された核兵器の眠るベルカ領内イエリング鉱山とユーク北部の高原地帯を襲撃。 この戦いで、かつて「ラーズグリーズの英雄、悪魔」と恐れられたウォードッグ隊を思わせる、圧倒的な強さを目の当たりにしたベルカ軍から「ラーズグリーズの亡霊」と呼称される。 この襲撃以前にすでに持ち出された一部の核兵器はベルカ軍に接収されたアークバードに搭載されており、ユークトバニア連邦オクチャブルスク市へ核攻撃を試みるもラーズグリーズの追撃に遭い撃墜された。 その後、ユークの捕虜だったが脱走してなんやかんやでベルカの陰謀を知ったバートレットの活躍により、ユークトバニア元首ニカノール首相と謎の女1号ことナスターシャの救出に成功。 ナスターシャの持っていたディスクにより、ベルカの陰謀の全てが明らかになった。彼らはより強力な核兵器を搭載した人工衛星の指揮所が南ベルカに在り、その核が「V2」と呼ばれ、ユーク、オーシアどちらかの国を破壊しようとしている。 その攻撃を阻止すべくラーズグリーズが発艦しようとした時、潜水艦からの攻撃によりケストレルが傾く。 今に沈まんとするケストレルの中で、艦長は指示を出した。 「彼等を打ち出せ。発艦だけは全うしろ。」と―― ケストレルが沈んでいく最中、艦長は 「負け続けの私だが、今度は私の勝ちだ。」 「見たまえ、彼等は無事に飛び立った。」 「それが私の勝利だ。」 ラーズグリーズがベルカを目指していた頃、オーシアではハーリング大統領とニカノール首相が世界に向け演説を行い、戦争の終結を宣言。そして悪意を持った者達により核による攻撃が行われようとしていることを伝えた。 ハーリング大統領「両国将兵の皆さん、貴方がたの持てる“道具"を持って彼等を手助けしてやってほしい。」 「彼等は今、東へ飛んでいる」 The Unsung War 核弾頭を搭載されていたSOLGはオーシア首都オーレッド向かって落下している、ベルカの怨念を載せて。 早朝、情報を聴いたラーズグリーズ隊は、この戦いに終止符を打つべく出撃。 ベルカの編隊グラーバク飛行隊とオヴニル飛行隊を撃墜し、SOLGを破壊。ベルカの陰謀はここに潰えた。 朝日の昇る中を、彼等の影が翔る。 歴史が大きく変わるとき ラーズグリーズはその姿を現す 始めには漆黒の悪魔として 悪魔はその力を以って大地に死を降注ぎ やがて死ぬ しばしの眠りの後、ラーズグリーズは再び現れる 英雄として現れる 「ラーズグリーズ!」「ラーズグリーズ!」「ラーズグリーズ!」「ラーズグリーズ!」 「ラーズグリーズの英雄に敬礼!!」 余談だが、ラーズグリーズ隊の各TACネームの頭文字を並び変えると Archer Chopper Edge Swordsman でACESとなる。 また、ハセガワから出た1/72 『F-14A ラーズグリーズ仕様』にはif要素として「6機編成だった場合の隊長機」「幻のラーズグリーズ3」を実現できるオマケデカールが用意されている。 もう一つ余談だが、冒頭で説明したラーズグリーズの悪魔が登場するお伽噺『姫君の青い鳩』は、エースコンバット5の公式サイトにて読むことができる。 (TOP→WORLD→WORLD NEWS内、「A BLUE DOVE FOR THE PRINCESS」) 劇中劇ながらしっかりと作られたお話なので、時間があれば読んでみては如何だろうか。 今更だが、悪魔とも英雄とも言われる「ラーズグリーズ」だが 機体に描画されたエンブレムが示す通り本来は北欧神話に出てくるヴァルキリーの1人。 その名の意味は「計画を壊す者」「神々の平和」「専横するもの」などさまざまに解釈される。 しかしその中でもウォードッグ隊に与えられた名称として最もふさわしいのは、「休戦の決定者」―― ―――すなわち、「戦いを終わらせる者」だろう。 追記、修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 本家wikiじゃねえか‼︎ -- 名無しさん (2013-12-24 12 20 33) え? コピペ? -- 名無しさん (2013-12-24 12 21 53) コピペじゃないんじゃない?本家見てきたけど違ったよ。内容は似てるのは仕方がないよ -- 名無しさん (2013-12-24 12 30 13) 折角のアニヲタWikiなのでミスリード版を追加。それとAC5公式サイトにお伽噺が載っている旨も追記してみた。 -- 名無しさん (2017-06-08 00 04 27) 7ではまたオーシアが戦火に巻き込まれるんだよなぁ、この時代の出来事が無駄にはなってほしくないが -- 名無しさん (2017-06-29 20 31 19) 5を無下にしないのであればエルジアが黒幕的な可能性もある。はたまた企業が利益の為に裏から…って可能性もありそう -- 名無しさん (2017-08-14 00 18 11) 7特典の短編小説では環太平洋戦争終結後ラーズグリーズ隊の4人全員が軍をやめたとのこと。まぁ無理もないわな -- 名無しさん (2019-01-18 20 51 34) パッケージ機でもあるF-14などの複座機だと8人。全員EA-6Bに乗っていたら驚異の16人のラーズグリーズ隊が誕生する。 -- 名無しさん (2019-03-22 01 44 24) 名前 コメント
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エースコンバット3 エレクトロスフィア 対応機種 プレイステーション 発売日 1999年5月27日 開発 ナムコ 発売 ナムコ Game Design プロジェクトチーフ 小野田裕之 ディレクター 岩崎拓矢 塩沢敦 プログラム 小池利幸 石井雄大 松野俊明 鈴木聡 中野健児 コンセプトデザイン 由水桂 ビジュアルコーディネート 工藤匠 ビジュアルデザイン 岡野学 キャラクターデザイン 高橋守 アートワークス 指田稔 サウンドディレクター 中西哲一 ミッションコーディネート 前田直人 服部秀樹 Screenpray and Conceptualization フロッグネーション 脚本 佐藤大 設定協力 渡辺健吾 浅山祐介 Industrial Design メカニックデザイン 竹内敦志 (プロダクション・アイジー) 由水桂 モデリング 藪木一心 テクスチャー 恩田昌寛 岡野由起子 Game Map Development マップデザイン 岡野学 今井昌樹 モデリング 前田浩一朗 秋田学 秋元幸 菅野昌人 信夫晃 オブジェクト 野村貴義 花岡篤 テクスチャー 佐野智美 武藤仁 高原麻衣 佐藤忠志 後藤真希子 佐藤義彦 柳田邦彦 浅野直子 成瀬幹 長谷川太郎 岩永純一 長岡洋樹 テクニカルサポート 阿知良剛 Game Event Design プランナー 齊藤崇人 グラフィックデザイン 指田稔 鈴木宏紀 作画監督 高橋守 編集・2Dワークス 糸見功輔 小倉由美子 背景 三田康宏 関山典由 3Dモーション 中村英貴 立元啓一 サポートプログラム 高橋毅 平井芳明 CG Movie Development 絵コンテ・演出 由水桂 3DCG 中澤晃子 相沢一樹 松栄達也 テクニカルサポート 阿知良剛 沼上広志 Music and Sound Effects 音楽 中西哲一 中川浩二 柿埜嘉奈子 大久保博 椎名豪 辰田朋子 境亜寿香 ミキシングエンジニア 彦坂英孝 (サウンド・イン) ゲーム効果音 中西哲一 イベントシーン効果音 中川浩二 音声加工・監修 井村絵里子 ムービーサウンド監修 柿埜嘉奈子 ムービー効果音 柿埜嘉奈子 大久保博 境亜寿香 Animation Movie Development PRODUCTION I.G アニメーションプロデューサー 寺川英和 アニメーション監督・絵コンテ 千葉大輔 メカニックデザイン・作画監督 オープニング絵コンテ 竹内敦志 アニメーションキャラクターデザイン 作画監督 大島康弘 美術監督 加藤朋則 美術設定 平澤晃弘 色彩設計・色指定 浅野理恵 原画 中山勝一 菊池聡延 佐々木守 藤澤俊幸 山川吉樹 佐藤雅弘 鍋田香代子 牛来隆行 佐藤雄三 佐々木正勝 桝田浩史 山口賢一 丹澤学 大塚健 松田宗一郎 重田智 三浦和也 鴨川浩 村木靖 動画検査 西村潤子 藤田美香 動画 プロダクション・アイジー 石川智美 泉広代 中島由喜 窪田康高 酒井怜子 大田和寛 島田美紀 アイジー新潟スタジオ 岡啓之 森田典 森田史 J.C.STAFF スタジオ・アド ウォンバット 葦プロダクション スタジオ・コクピット ビィートレイン スタジオ・たくらんけ アニメハウス 背景 美峰 井芹達郎 益城貴昌 篠原理子 伊藤聖 京田邦晴 戸田真理子 島田雄司 高須賀真二 アドバイザー 高木真司 撮影チーフ 内林裕美 撮影 森夏子 仕上 佐藤珠香 伊藤光子 茂木早誉 古川誠 3D監督 木船徳光 3Dワークス IKIF+ 稲垣明 呉新紅 佐藤千織 菅一徳 馬場就大 プロダクション・アイジー 上村秀勝 ビジュアルエフェクト 海鋒重信 編集・2Dワークス 浅野真樹子 2Dワークス 垣堺司 制作担当 西沢正智 制作デスク 大貫守健 黒澤亘 制作進行 筑紫大介 アニメーション制作 プロダクション・アイジー Voice Recording AUDIO・タナカ オーディオ・演出 田中英行 録音調整 渋江博之 録音スタジオ タバック キャスティング協力 好永伸恵 (アーツ・ビジョン) Sales Promotion 池田弘 石田秀幸 Quality Assurance 原敏也 鶴谷信一 坂本亮 Package Photosphere Design アートディレクター 鈴木貴晴 イラストレーション 高橋守 3DCG 菅野昌人 由水桂 松尾行恵 テキスト・英訳 フロッグネーション 佐藤大 渡辺健吾 浅山祐介 Russel Bird Special Thanks 普川隆志 斎藤邦雄 野口伸二 加藤正規 柳沢直幹 斎田栄一 川元義徳 熊谷直人 片山素己 豊田淳 我妻吉則 奥田孝明 山戸昇 東山朝日 岳洋一 小林正史 名取佐和子 寺本秀雄 中村彰吾 石橋恵子 宮田雅章 ジェームス・ライル 川村順一 山田悟 水島能成 依田真一郎 兵藤岳史 (Namco Hometek Inc.) 野口康弘 (Namco Hometek Inc.) Producer 吉沢秀雄 Executive Producer 横山茂 Senior Executive Producer 中村雅哉 Producerd by NAMCO
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エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー 機種:PS2 作曲者:小林啓樹、中西哲一、中鶴潤一、大久保博 発売元:ナムコ 発売日:2004年10月21日 概要 「エースコンバット」シリーズの第5作目。 前作よりストーリー性が強化されており、その分多彩なミッションが用意されている。 本編のBGMは前作の方向性と大きく変わっていないが、小林氏の担当曲が増えており、オーケストラ風の楽曲がより多くなっている。 反面、前作の後日談であるアーケードモードのBGMはシリーズ初期作を意識したロックサウンドで占められている。 また主題歌「BLURRY」はシリーズ初の外部バンドによる楽曲である。 (前作:エースコンバット04 シャッタードスカイ 次作:エースコンバット6 解放への戦火) 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc1 Title 中西哲一 タイトル画面 Briefing 1 小林啓樹 ブリーフィング画面 Hangar 1 小林啓樹 機体選択 Shorebirds 小林啓樹 MISSON 01:SHOREBIRDS 極西の飛行隊 Open War "Theme Of Open The War" 小林啓樹 MISSON 01 アップデート後 Wardog 中西哲一 MISSON 02:OPEN WAR 開戦 Naval Blockade 小林啓樹 MISSON 03:NARROW MARGIN 間隙の第一波 First Flight 小林啓樹 MISSON 04:FIRST FLIGHT 初陣前作「Blockade」のアレンジ 第5回526位第6回565位第14回307位PS2 169位 Rendezvous 小林啓樹 MISSON 05:RENDEZ VOUS 第三艦隊集結 PS2 138位 Ballistic Missile 中西哲一 MISSON 05 アップデート後 White Bird(Part I) 大久保博 MISSON 06:WHITE BIRD[PART I] 白い鳥I Front Line 中西哲一 MISSON 07:FRONT LINE サンド島防衛戦 Scinfaxi 中西哲一 MISSON 07 アップデート後 Mother Goose 1 中鶴潤一 MISSON 08:HANDFUL OF HOPE 希望という名の積荷 Lit Fuse 小林啓樹 MISSON 09:LIT FUSE 憎しみの始まり Blind Spot 中鶴潤一 MISSON 10:BLIND SPOT 見えざる姿 8492 中鶴潤一 Chain Reaction 中鶴潤一 MISSON 11A:CHAIN REACTION 報復の連鎖 Reprisal 中鶴潤一 MISSON 11B:REPRISAL 代償の街 Powder Keg 中鶴潤一 MISSON 12A:POWDER KEG 緑海の火薬庫 Game Over 小林啓樹 自機撃墜・墜落 Shop 中西哲一 機体購入 Disc2 Menu 中西哲一 メインメニュー画面 Four Horsemen 中鶴潤一 MISSON 12B:FOUR HORSEMEN 四騎 Demons Of Razgriz 中西哲一 MISSON 13:DEMONS OF RAZGRIZ ラーズグリーズの悪魔 Hrimfaxi 中西哲一 MISSON 13 アップデート後 Ice Cage 小林啓樹 MISSON 14:ICE CAGE 零下の檻 冬・雪・氷297位 White Noise 小林啓樹 MISSON 15:WHITE NOISE 凍土からの救難信号 Desert Arrow 中西哲一 MISSON 16A:DESERT ARROW 砂漠の矢 Desert Lightning 中西哲一 MISSON 16B:DESERT LIGHTNING 砂漠の電撃 Free Flight 小林啓樹 MISSON 17:JOURNEY HOME Supercircus 小林啓樹 MISSON 17 アップデート後 Into The Dusk 小林啓樹 MISSON 17 チョッパーの死 Fortress 中西哲一 MISSON 18:FORTRESS クルイーク要塞攻防戦 Mask 中鶴潤一 MISSON 18+:8492 Final Option 小林啓樹 MISSON 19:FINAL OPTION 決路 Ancient Walls 中西哲一 MISSON 20:ANCIENT WALLS 古城の幽閉者 Failed Game Over 中西哲一 MISSON失敗 Result 中西哲一 デブリーフィング画面 Tutorial Main 中西哲一 チュートリアル Tutorial Menu 中西哲一 チュートリアルメニュー Tutorial Result 中西哲一 チュートリアル:卒業試験合格 Disc3 Briefing 2 小林啓樹 ブリーフィング画面(MISSON 20以降) Hangar 2 小林啓樹 機体選択(MISSON 20以降) Solitaire 中西哲一 MISSON 21:SOLITAIRE 孤空からの眼差し Closure 中西哲一 MISSON 22:CLOSURE 封印 Ghosts Of Razgriz 中鶴潤一 MISSON 23:GHOSTS OF RAZGRIZ ラーズグリーズの亡霊 White Bird(Part II) 大久保博 MISSON 24:WHITE BIRD[PART II] 白い鳥II Heartbreak One 大久保博 MISSON 25:HEARTBREAK ONE ハートブレイク・ワン Grabacr 中西哲一 MISSON 25 アップデート後 The Journey Home(On Radio) 小林啓樹 MISSON 26:SEA OF CHAOS 混迷の海 Wings Of Unity 小林啓樹 MISSON 27:ACES Dead Ahead 小林啓樹 MISSON 27トンネル突入後 Winter Storm 中西哲一 MISSON 27+:THE UNSUNG WAR The Unsung War 小林啓樹 MISSON 27+ SOLG出現後 第3回212位第4回158位第5回164位第6回201位第7回359位第8回436位第9回367位第10回933位第12回571位第14回702位第15回541位シューティング74位ゲームソング268位第2回ゲームソング179位ラストバトル74位第2回ラストバトル276位泣き曲94位PS2 69位 The Journey Home / The Warsaw Philharmonic 小林啓樹 Razgriz / The Warsaw Philharmonic 小林啓樹 Disc4 Arcade Title 中西哲一 アーケードモード:タイトル Arcade Menu 中西哲一 アーケードモード:メニュー Arcade Stage Select 中西哲一 アーケードモード:ステージ選択 Arcade Briefing 中西哲一 アーケードモード:ブリーフィング Arcade Ripping Air 大久保博 アーケードモード:ステージ1 Arcade Knock You Down 大久保博 アーケードモード:ステージ2 Arcade Elemental Particle 2 大久保博 アーケードモード:ステージ3B、4Aエースコンバット2「Elemental Particle」アレンジ Arcade Broken Skies 大久保博 アーケードモード:ステージ3A、4B Arcade Catch The Lightning 大久保博 アーケードモード:ステージ6 Arcade Riding High 大久保博 アーケードモード:ステージ7 Arcade Do Or Die 大久保博 アーケードモード:ラストバトル Arcade Consequence 大久保博 アーケードモード:ステージ毎リザルト Arcade Game Over 小林啓樹 アーケードモード:自機撃墜・墜落 Arcade Clear 小林啓樹 アーケードモード:ステージクリア Arcade Victory Road 小林啓樹 アーケードモード:オールクリア Blue Skies(remix) 大久保博 Razgriz "ACE Combat 5 Main Theme" 小林啓樹 ムービー01:PROLOGUE Open The War 小林啓樹 ムービー02:SHOREBIRDS#1 Sand Island 小林啓樹 ムービー02:SHOREBIRDS#1 The Following Morning 小林啓樹 ムービー06:FIRST FLIGHT#2 15 Years Ago 小林啓樹 ムービー07:WHITE BIRD[PART I] 第5回603位ピアノ49位泣き曲175位 A Blue Dove For The Princess "Nagase's Theme" 小林啓樹 ムービー14:ICE CAGE Osea 中鶴潤一 Blind Corridor 小林啓樹 ムービー18:8492 Fugitive Hope 小林啓樹 ムービー18:8492 New Emblem 小林啓樹 ムービー21:ANCIENT WALLS President Harling 小林啓樹 ムービー22:HEARTBREAK ONE#1 Solg 小林啓樹 ムービー23:HEARTBREAK ONE#2 Battleships Uprising 小林啓樹 ムービー24:SEA OF CHAOS Final Launch 小林啓樹 Hope For Freedom 小林啓樹 Unsung Heroes 小林啓樹 ムービー28:THE UNSUNG WAR Peace(Epilogue) 小林啓樹 エンディング The Journey Home "ACE COMBAT 5 Ending Theme" 小林啓樹 エンディング:スタッフロール 第2回ゲームソング211位 BLURRY 主題歌歌:PUDDLE OF MUDD 第5回473位第7回998位第8回754位第9回656位第14回794位第16回808位ゲームソング216位第2回ゲームソング198位第3回ゲームソング333位エンディング81位 サウンドトラック エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー オリジナル・サウンドトラック
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ACE COMBAT 04 shattered skies 【えーすこんばっとぜろふぉー しゃったーどすかい】 ジャンル フライトシューティング 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売・開発元 ナムコ 発売日 2001年9月13日 定価 7,140円 プレイ人数 1~2人 廉価版 PlayStation 2 the Best2004年9月16日/2,800円 判定 良作 エースコンバットシリーズ ストーリー 概要 特徴(兼評価点) ミッション サイドストーリー その他のモード サウンド グラフィック オープニング 賛否両論点 問題点 総評 余談 ストーリー 「1994XF04」、後に「ユリシーズ」と命名される隕石が、発見から5年後の1999年7月8日にロシュ限界の内側を通過、 1000以上の核と無数の塵に分裂したのち、地表へと落下した。ユリシーズ落着の中心点となるユージア大陸の各国は、国際共同事業として八基の巨大レールガンからなる隕石迎撃施設「ストーンヘンジ」を建造、隕石片の破砕を試みる。しかしその全てを止めることはかなわず、各国は莫大な経済・人的損失を受け、さらにその後の経済恐慌と難民問題、軌道上に残る隕石片の落下の恐怖を抱えることとなった。その中で、以前から他国との緊張状態が続いていた大陸西方の大国・エルジア共和国は、首都付近への隕石片落着という最大の被害を被りながらも、最大の難民受け入れ国として期待されて一方的に難民を押し付けられ、日増しに国際関係は悪化の一途をたどった。ユリシーズ落着から四年後、遂にエルジア軍はストーンヘンジが設置されている永世中立国サンサルバシオンを占領し、宣戦布告する。この侵略行為に対して幾つかの国は「ISAF(独立国家連合軍)」を結成して反撃を試みるが、エルジア軍に軍事転用されたストーンヘンジの前にISAFは敗退を続ける。射程は半径1200km、かつ高度2000フィート以上で飛行する航空機を確実に撃墜できる「超巨大対空砲」の前に、ISAF航空戦力はなすすべもなかったのだ。起死回生のストーンヘンジ破壊作戦も失敗に終わり、とうとうISAF司令部は大陸を放棄して北東の島国ノースポイントへと撤退、残存戦力の再編成を開始する。しかし、ノースポイントの防空体制は脆弱で、エルジア軍は着々と爆撃準備を整えつつあった。2004年9月19日。遂に開始されたノースポイント攻撃を阻止すべく、洋上のISAF空母から数機の戦闘機が発艦する。その中には後に大戦果を上げ、エルジア側から「リボン付きの死神」と畏怖されることになるパイロット、コールサイン「メビウス1」の姿もあった…。 概要 ナムコの送る「超本格的ヒコーキゴッコ」ゲーム『エースコンバット』シリーズの第4作。同シリーズのPS2第1作でもある。 シリーズの新たな発展を模索し、近未来を舞台としたSFストーリーが展開された前作『3』はPS1の性能を極限まで引き出した力作ではあったが、従来作とは余りに異質なストーリー展開・システム・メカデザイン故に、万人に受け入れられたとは言い難かった。 今作はシステム、ストーリー展開を『2』以前の「エリア88的な傭兵もの」に戻しつつ、よりリアリティを追求した作品として世に送り出されることとなった。 新ハード第1作ということもあってか、前作『3』や後発作と比べるとボリュームは少ない。 だが、1人の無名パイロットの英雄譚を語るストーリーテリングの手法、そしてミッション進行に合わせて語られる、戦災孤児の少年を主人公としたどこか物悲しくも情緒に溢れたサイドストーリーは非常に完成度が高く、「空」をイメージした青色を基調としたシステムインターフェイスと合わせ、作品全体に「飛ぶ爽快感」を色濃く漂わせている。 本作制作にあたり、後の「PROJECT ACES」の前身ともなる「プロジェクト・AC4」が結成された。制作コンセプトは、"IT S CHANGING EVERYTHING AGAIN"(全てが変わる、再び) なお、サブタイトルの『shattered skies』は直訳すると「砕かれた空」となる。本編では「ソラノカケラ」の訳が与えられており、これはユリシーズによって、そしてストーンヘンジによって引き裂かれたユージア大陸の空を表わしていると思われる。 特徴(兼評価点) ミッション ―――― 《今日は俺の誕生日だ。勝利をプレゼントしてくれ!》 ―――― 基本形態 プレイヤーはISAF空軍の一パイロット。コールサイン「メビウス1」を与えられ、エルジアに占領されたUSEA解放のため様々な作戦に参加していく。 「ミッションクリア時に算出されるランクと、撃墜・破壊した目標物に応じて報酬が支給され、その報酬をもとに機体・特殊兵装を購入し次のミッションに備える」という、『2』と同じ方式の展開である。 初プレイ時は難易度を四種類の中から選択可能。1周クリアするとデータを引き継いで次の周回に移ることができる。 2周目以降では「エキスパート」「エース」の2つの難易度が追加選択できるようになり、エスコンビギナーから熟練者まで幅広く対応している。 難易度によって自機の耐久性と搭載兵装の弾数が変化、敵機の機動もミッションが進むにつれ大きく変化する。最低難度の「ベリーイージー」ではほとんどの敵をミサイル1発で倒せる上、障害物や地面に接触しても浅くかすっただけならダメージは受けない。 一方最高難度の「エース」では機銃一発で10%前後、ミサイル一発で100%(即死)のダメージ。さらに補給に戻っても耐久値は回復しない。 ミッションは全18ステージ。ストーリー分岐は一切ないが、ストーリー的によくまとまっている。 ミッション中には「補給」に戻ることもでき、機体耐久値の回復・弾薬補給・特殊兵装(後述)の交換が出来る。長丁場の作戦が多い本作では弾切れを起こす可能性も高くなるため、よい難易度調節要素となっている(*1)。 「巨大兵器を相手にする」「無数のレーダージャマーを有視界飛行下で機銃のみで破壊する」等シリーズ恒例のトンでも任務や、やはりシリーズ恒例の「敵軍の超兵器」「トンネルくぐり」も健在。 また、これまでのゲーム性を見直し発展させる形で「通常飛行では追いつけない超音速攻撃機」や「コブラ機動を繰り出す敵エース」などの新要素も加わっている。 クリア後にはそれぞれのミッションを選択してプレイ可能。また、全5つの「トライアルミッション」も登場する。 機体について 使用可能な機体は現用機18機+試作機2機+架空機1機の計21機。一部の機体はライセンスの関係上正式名称が使用できないため、略称を用いている。 西側機 F-4E(初期機)、F-5E、F-14A、F-15C・E・ACTIVE、F-16C、F/A-18、F-22A、F-117A、A-10A、F-2A欧州製 MIR-2000(ミラージュ2000)、TND-IDS(トーネードIDS)、EF-2000(ユーロファイター タイフーン)、R-M01(ラファールM)旧共産圏:MiG-29A、Su-35・37、S-37A(Su-47)架空機 X-02A 各機にはそれぞれ、標準武装の「ミサイルと機銃」の他、長距離空対空ミサイルや爆弾、ロケットランチャー等2~3種類の「特殊兵装」が用意されており、機体と別途購入することで使用可能となる。購入した特殊兵装は携行するものを任意で選択して出撃できる。 『3』の「主兵装・機銃選択システム」の流れを組む。万能型の通常ミサイルに特殊兵装をプラスする方式となり、『3』よりも汎用性が増した。ただし機銃は固定式。 この特殊兵装が採用されたことにより、基本的に機銃と万能ミサイルしか武装がなかった本シリーズに新たな戦略性が生まれた。以降の作品では、標準的なシステムとして定着している。 各機にはそれぞれ3つのカラーバリエーションが存在。「一定以上の難易度で特定ミッションでランクSを取得する」「2周目を開始する」「2周目以降で登場するネームド機を撃墜する」等の条件を達成することで2つのカラーが解禁される。ただし使用するには別途購入が必要となる。 ゲーム性 操作性は以前の作品よりも格段に向上している。 特に失速しにくくなったのと、機銃の使い勝手が大幅に向上したのがポイント。より初心者にも扱いやすくなった。 「HUD視点」「後方視点」に追加される形で「コクピット視点」が登場したのも本作から。技術力の進歩が窺い知れる。一部だが計器も稼働する。 『3』で導入された「機体と独立したカメラ機能」はグラフィックの向上によってより効果的に。敵機追従視点機能もHUD視点のズーム機能追加により使いやすくなった。 敵の配置がよく練られており、タイム スコアアタックが非常に熱い。 空中 or 地上のどちらを優先するか、特殊兵装をいつ使い、補給はするのかしないのか、するならどんなルートを通るかなど、自分なりの攻略方を組み立てていく面白さが生きている。 パターンとアドリブのウェイトが秀逸で、単に決めた攻略手順をなぞるだけでなく、残り時間と相談して目の前の敵をどこまで追うか、というような「常に考えるプレイ」ができる。 マップ中の攻略順序を縛らず、さらに補給も存在するこのゲームのバランスを取るのは難しかったと思われるが、見事なレベルデザインを構築している。 ミッション後のリプレイ機能とデブリーフィング画面も進化。より分かりやすく、様々なアングルから戦闘を見直すことが出来るようになった。 リプレイは後の作品に見られる過度に機体をなでるようなアングルがなく、ダイナミックかつシンプルなものに仕上がっている(*2)。 デブリーフィング画面も同じくシンプルに仕上がっている。こちらは後作と比べるとカメラアングルが固定され、自機周辺の様子がクローズアップされている。移動ラインやマーカーは大きく、後作よりも自機の行動が把握しやすい。 ストーリーテリング ゲーム性の部分が良作であることはもちろんだが、ブリーフィング会話、デモムービー、作戦中の無線でお話の背景や現状を語るストーリーテリングの手法もよくできている。 後述の無線演出と合わせ、ミッションモードでは最小限の説明のみで状況を表現することに成功している。 各ミッションの特徴づけも見事に行われており、それぞれをより想い出深いものとしている。 撃墜しやすい爆撃機がTGTで初心者に自信をつけさせるのには打ってつけであるミッション1「張り子の基地」、重厚なBGMのなかISAF初の大規模反攻に挑むミッション6「無敵艦隊封殺」、ストーンヘンジの脅威にさらされるミッション7「大陸深部の目標」、20分間大量の戦車を相手にする「ウィスキー回廊の戦車戦」など。 中でも、大規模制空戦のミッション8「ソラノカケラ」は、ミッション内容、シチュエーション、BGM、無線内容から非常に高い評価を得ている。フライトゲーム屈指の空中戦ミッションと名高く、シリーズ一熱い空戦を楽しめると評判。 サイドストーリー 戦果を確認する撃墜者の機体に、黄色で『13』の文字が描かれていたことを 私は、決して忘れない─── エルジア軍に占領された中立国サンサルバシオン。開戦から間もなくして家族を失った一人の少年を主人公に、エルジアのエース飛行部隊『黄色中隊』の隊長「黄色の13」と、「13」の右腕の女性パイロットである「黄色の4」、中隊の溜まり場である酒場の主人の娘を交え、異国の占領下にある都市での出来事がミッションの合間に挿入される形で綴られる。 間接的にとはいえ家族を奪った「黄色の13番機」に憎しみを抱くが、当の「13」を始めとした黄色中隊との触れ合いの中で、自らの居場所を敵軍の中に見出してしまう少年。 高潔な空の戦士である人格者だが、自分たちが侵略者であることを自覚していない「黄色の13」。「13」に教えを受け、いかなる時も彼のそばを離れない「黄色の4」。 「13」に想いを寄せながらも、彼の侵略への無自覚さを知り幻滅していく酒場の娘。ISAFの反攻によって徐々に悪化していく戦況に伴い、彼らもまた、それぞれの変化を迎えていく。当然ながら、その変化の原因は主人公たるメビウス1、つまりはプレイヤーである。 セル画調の紙芝居方式で語られるこのサイドストーリーは、そのどこか物悲しいシナリオと演出がプレイヤー達から高く評価された。 セル画といってもリアルタッチなものであり、作品世界にうまく溶け込んでいることも評価を上げる一因になったのだろう。 緊迫した軍事的ムードが続くミッションとは正反対の内容であるため、クールダウンにもつながっている。 ちなみに制作担当はSTODIO4℃。監督・脚本は次回作の『5』で脚本を務めることになる片渕須直氏。 その他のモード 各種基本操作が学べるチュートリアルモードも搭載。ロールやピッチアップが苦手でも、ここで練習すれば大丈夫。 今作からの新要素として「フリーフライト」がある。ゲームクリア後、制限や敵も何もないマップを飛ぶだけのモードである。 マップの構造をじっくり見て考察を行ったり、カッコいいリプレイを撮るための研究に使える。シリーズおなじみの「隙間くぐり」ポイントを探すのもいいだろう。 第1作以来、3作振りに対戦モードが復活。いくつかのルールの下でライバルと遊ぶことができる。 サウンド 前作では世界観に合わせたテクノ感溢れるBGMが使用されたが、今作では『2』の系譜に連なるエレクトリックギターとシンセサイザーを中心とした「ギターサウンド」にやや回帰しながらもオーケストラ風の表現が加えられるという、以降のシリーズでも用いられる路線になった。 作曲担当の小林啓樹が初参加。開放感のある曲展開が特徴の「Blockade」や、後述する最終面のBGMなどを制作し高い評価を得る。以降の作品ではシリーズの看板作曲家となり、数々の名曲を作り出すことになる。 前述の「ソラノカケラ」のBGM「Comona」は、シリーズ最高峰のロック調BGMとして、『2』の「Fire Youngman」と共に有名。 最終ミッションで使用される「Megalith -Agnus Dei-」はラテン語のコーラス付きのレクイエム。BGMに歌詞のあるものが使用されたのはシリーズ初。ラストに相応しい荘厳な曲調が特徴の名曲。 エンディングテーマ「Blue Skies」はシリーズ初のボーカルつきテーマソングである。 エンジン音は航空自衛隊百里基地の協力を得て、同基地所属の機体から直に録音が行われた。位相の変化などによる音の違いを捉えるため、1つの音につき数十回のリテイクが行われたとか。 収録の光景を収めた写真が本作の取り扱い説明書最終ページに掲載されている。 今作から加わった大きな要素として《無線の演出》が挙げられる。戦闘中は敵味方問わず多くの無線が流され、プレイヤーはあたかも実際に作戦に参加しているような臨場感が得られるのである(*3)。無線のワード数は約3000にも及ぶ。 敵機をロックオンすれば《くそ、敵に狙われてる!》と敵の台詞が流れたり、自分がミサイルで攻撃されると《ミサイルだ!急旋回しろ!》と味方から警告されたりする。今までになく、戦場で戦っているという感覚を覚えやすい。 この無線演出のもう1つの功名、それはプレイヤーの分身であるメビウス1が「大戦の英雄」として評判になっていく様をスムーズに感じることで、プレイヤーを作品世界に深く引き込むことができるというもの。 例えば、メビウス1はとあるミッションで『黄色中隊』と相まみえるが、その際には圧倒的な技量差により、撤退を指示される。その後黄色中隊と再び遭遇した時には、友軍管制官はメビウス1の技量を認め《大丈夫だ。こちらのエースはやつらより速い!》と交戦許可を出すのである。 ゲーム後半において、メビウス1は「最強の黄色中隊と互角に渡りあったエース」であると敵味方に知れ渡る。すると、味方地上軍からは《上にメビウス1が来ているぞ、あれだ!》《メビウス1が来ていると言っとけ!嘘でもいい!》などと期待され、敵軍からは《リボン付きの飛行機だ。あいつは死神だ》《あいつの下じゃ、戦車も鉄の棺桶だ》などと、メビウスの輪を模したエンブレムをもじって「リボン付き」と揶揄されるようになる。つまり、ミッションを進めるうちにメビウス1(プレイヤー)の技量向上を実感し、あたかも凄腕のエースパイロットになったような気分に浸ることができるのである。 この手軽にエース気分を味わえる無線演出は本作からシリーズの定番となる。主人公が敵味方からコールサインやTACネームとは別の二つ名で呼ばれるようになるのも同様。 本作はミッション中にランダムで流れる無線が多く、『5』以降と比べるとストーリーに沿った台詞が少ない。しかし、それが逆に臨場感を高めており、シリーズでも特に「自分は作中のパイロットである」ことを実感しやすくなっている。 グラフィック ハード性能の向上に伴い、機体の3Dモデルが非常に精巧なものとなった。 F-14Aで加速を続けると主翼付け根のグローブベーンが開く、F-22やSu-37のような推力偏向エンジン搭載機で上昇・下降をするとノズルの向きが変わるなど、細かい演出もある。 『3』までは武装のグラフィックは存在しなかった。本作以降では飛行中に機体下部を見ると、ハードポイントにきちんと武装が搭載されていることを確認できる。ステルス機のウェポンベイも特殊兵装のスイッチを入れるとドアオープン、通常ミサイルに戻すとドアクローズなどきっちり再現されている。 本作から機体選択画面で、カメラを操作しながら機体を自由に眺められるシステムが搭載された。 「空」の表現は見事としか言いようがない。上空から見下ろす地表も美しい。とある軍事評論家がCMをみて「思わず本物の映像かと思った」と感想を漏らすほど。 僻地の大規模発電所、南の島のロケット発射基地、オーロラ輝く流氷地帯、夜景が映えるビル街、隕石落着によって水没した市街地…多彩なロケーションもミッションを盛り上げる。 各地に存在するユリシーズのクレーターが無常観を漂わせる。ちなみに劇中で登場するクレーターは5つ。興味のある人は探してみよう。 今作ではインターミッション以外すべての場面がリアルタイムレンダリング。下記のOPが変化する演出もこれを利用した物。 オープニング 長さは一分数秒。シリーズ最短のオープニングムービーである。だが、そこに込められたメッセージは他作品に勝るとも劣らない。 空を舞う海鳥たちを追い越すように飛来するF-22。舞い散る海鳥の羽。突如視界に入るアンダーソンクレーター。その上空でアローヘッド編隊を組む三機のF-22。音楽の盛り上がりと共に戦闘機と海鳥の群れがフラッシュバックしながら移りかわり、F-22は遥か上空へ去っていく。そこに表示される「ソラノカケラ」――― なお、クリアデータを読み込んで改めてOPを見たときには、F-22が最後に使用した機体に代わる心憎い演出がある。 賛否両論点 ミッション 全体的に地上目標が多めの傾向にある。「気になる量ではない」と言う人もいれば、「もっと空戦ミッションを増やして欲しかった」と言う人もいる。 今作から新たに加わったミッション成功条件に「作戦時間内に○○ポイントの戦績を達成」というものがあるが、それが条件となるミッションが多い。 単に「目標の全破壊」と命じられるよりも、更に強く「時間との戦い」を意識しながらプレイすることになる。 長いものでは20分もの間戦い続けなければならないミッションもあり、初心者は集中力を維持するのが難しくなる。 しかし、この時間制ミッションの多さは本作の魅力の一つでもあり、決められた時間内でのスコアアタックの面白さを評価する声もある。 全部で18(+5のおまけ)のミッション。 数的に多いとは言えず、分岐がないので、ボリューム不足と言われることがある。 難易度は全部で6つ。難易度が違うとはいえ水増しを感じる。 一方で、程よくまとまっている、大規模ミッションが多いので実質的なボリュームはさほど少なくはないと肯定的な意見もある。 その大規模ミッションだが、MAPが非常に広く敵も分散しているため、移動に時間がかかって疲れる。MAPを小さくしてミッションを増やして欲しかったという意見も。 最終ミッションは壮大な演出が高い評価を受けているが、それに反して低めの難易度に肩透かしを食う人も。恒例の「トンネルくぐり」もここまで来たプレイヤーならそこまで難しくないだろう。 HUD リアリティ重視のため、計器類表示がややわかり辛くなった。 『3』では非常に分かりやすい表示形式だったため余計に感じる。もっとも『3』は未来的な世界観だからこそあのような表示法も自然に感じられるのだが。 操作性 前作『3』が重量感がよく出た操作感(あくまでシリーズ中では)だったため、『3』ファンのなかには操作系の軽さを指摘する人もいる。これ以降のシリーズは、よりシューティングとしての快適さと爽快さを追求していく。 問題点 グラフィック 何もない平地で低空飛行を行うと流石にテクスチャの粗さが気になる。また、都市部の建物の数は先行して発売された『Falcon 4.0』や『FLANKER 2.0』(共にPC専用タイトル)と比べるとやや劣る。 敵の爆発エフェクトが使い回しで、少しあっさりしすぎ。 機体選択画面では、背景の日光に白色で描かれた文字や情報コンテナがかぶって見えづらくなる時がある。 機体 登場機体数はやや抑え気味。計21機はシリーズの中では少ない方に入る。 『初代』『2』などで外見や性能が特徴的だったMiG-31,YF-23,JAS-39などが未登場。 F-15C・E、Su-35・37など、外見が似た組み合わせがあり、機体のバリエーションがやや乏しい。 サウンド ボイスは英語のみ。選択不可。 慣れない内は無線の字幕に気を取られて被弾したり地面に激突したりという事がある。それを受けてかどうかは不明だが、『5』以降のほぼ全ての作品で字幕を気にすることなくプレイできる日本語版が選択可能となっている。 ミッション中のランダム再生ボイスの管理が徹底されていないのか、たまに既に流れた無線が再び流れることがある(例 《オメガ11が黄色にやられた》が時間をおいて2回流れる)。 ちなみにこのオメガ11、「開幕速攻で撃墜される」「1ミッションで複数回撃墜される」「いくらミッションでやられても次のミッションでまた何事無く出てくる」などの最弱かつ不死身っぷりが一部でカルト的な人気を得ている。 例を上げればニコニコ大辞典にもピクシブ大百科にも単独で項目が立てられている…のはわかるが、なんとWikipediaのAC04ページの中でも単独で説が作られているほど。ついにはProject ACES公式ツイッターでも「あれはネタキャラ」と語られるほど。 本作では後に「メビウス8」として最終面に登場する。『エースコンバット インフィニティ』でもメビウス8で登場、機体解説が「度々撃墜されるが生還する」となってるので、明らかにオメガ11。 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』のVRモードにも登場したが、ベテランの粋に達したこともあり被弾しないしベイルアウトもしてくれない。なんかさみしい。 システム フリーミッションをクリアしても、報酬や出撃回数は加算されない(ランクは更新可能)。 同じ機体でも別カラーで出撃すると別機体として出撃回数が集計される。 総評 結果として本作は、『エースコンバット』シリーズ最高の販売本数264万本を達成し、以降のシリーズ展開の路線を決定づけた、PS2初期におけるフライトシューティングの名作となった。 本作を「シリーズ最高傑作」と評するシリーズユーザーは今なお数多い。本作から採用されて、以降標準的になったシステム、ゲーム展開、演出は多い。実験段階の部分もあるが、実質的にシリーズの完成形・標準とも言うべき作品である。 後のシリーズ作品が「1人の無名パイロットの英雄譚」路線にやや傾いていったのに対して、「兵士の英雄譚」と「悲しみ」が入り混じった、『3』とは別の意味合いで他シリーズには見られない異色さが感じられる『04』は、今なおプレイヤーの心に残り続けている。 余談 本作はシリーズで唯一、ナンバリングに「アラビア数字のゼロ」が付く作品である。 何故本作が『4』ではなく『04』なのか、一説にはゲーム内時間が20“04”年からの物語だから、製作者が「PS2にハードが移り、0から作り直す意味を込めた」など、様々な説がある(*4)。 本作の発売2日前にアメリカ同時多発テロ事件が発生したため、テレビCMは一時的に自粛された。あわや発売中止かとも噂されたが無事発売された。 舞台となるユージア大陸は前作、前々作でも舞台となったが、三作品間に明確な世界観のつながりはない。その一方、本作以降の作品は舞台となる地域こそ異なるものの、同じ世界観、時系列上に存在するものとされている。 続編『5 ジ・アンサング・ウォー』では「アーケードモード」として本作の後日譚を描いた『オペレーションカティーナ』が収録されている(*5)。 『6 解放への戦火』では『04』のユリシーズ落下事件がストーリーに大きく絡んでおり、世界観の繋がりを強く感じさせる。 本作の主人公であるメビウス1はあくまでプレイヤー自身としているため、一切の台詞がないばかりか、顔や本名などの個人情報すら不明なキャラである(*6)。 にもかかわらず、ファンからの人気は高く、それは前述した無線演出によるものが大きい(*7)。 後発の作品でゲスト出演したり、メビウス1に関連したグッズが発売されたりもしているため、公式からも特に大切に扱われていることが良く分かる。 現在ではシリーズを代表する名主人公、「エースパイロット」の代名詞として知られている。 前作の『3』のビジュアルが90年代アニメ風でプレイヤーを良くも悪くも圧倒したのに対して、今作のデモは落ち着いた雰囲気の一枚絵で語る渋いものである。 だが、スタッフインタビューによればこれでも海外の社員から「アニメ絵では向こうの受けが良くない」という報告があったそうな。これ以降の『エースコンバット』シリーズのデモムービーはフォトリアル寄りのCGで作成するようになっていった。
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タイトル:Blurry ゲームタイトル:ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR アーティスト名:Puddle Of Mudd □■iTMS■□ エースコンバット5の挿入歌(エンディング) いい歌だろ ブービー はい<| |>いいえ